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意匠設計の力で、魅力的な住まいづくりを実現!設計者が押さえておきたいポイント
1. 意匠設計って何?
意匠設計という言葉、設計に携わっている方なら聞いたことがありますよね。簡単に言うと、デザインの力を使って建物に「個性」を与える作業のことです。見た目や形、素材の選定だけでなく、建物の全体的な「雰囲気」を作る大事な部分です。
お客様にとって、意匠設計は一生の大事な選択。だからこそ、私たち設計者は、単なる見た目の美しさだけじゃなく、機能性や快適さも考慮した意匠設計が求められます。
2. 意匠設計がもたらす価値とは?
意匠設計の力は大きいです。まず第一に、建物の印象が変わります。同じ広さの家でも、設計の工夫次第で広く見せたり、居心地よく感じさせたりできるんです。そして、お客様が「ここに住みたい!」と感じる家は、ただの機能的な箱ではなく、暮らしに「感動」を与える空間であるべきだと思います。
例えば、自然光の取り入れ方ひとつでも、その家の印象は大きく変わります。窓の配置や大きさ、素材に工夫を凝らすことで、昼間は明るく開放的に、夜は温かみのある空間を作り出すことができます。
3. 意匠設計で押さえておきたい3つのポイント
意匠設計の成功のカギは、次の3つのポイントにあります。
- 1. デザインと機能のバランス
美しさを追求するのはもちろんですが、使い勝手が悪ければ意味がありません。動線や収納スペースなど、住む人のライフスタイルに合わせた設計が大切です。 - 2. 素材選びの工夫
外観や内装に使う素材の選定も意匠設計の重要な部分です。素材の質感や色味が空間全体の雰囲気を左右します。耐久性やメンテナンス性も考慮しながら、お客様に長く愛される住まいを提案することが大切です。 - 3. 空間の活かし方
限られた敷地や予算の中で、いかに空間を活かすかが腕の見せどころです。例えば、天井の高さを工夫することで空間に広がりを持たせたり、吹き抜けや中庭を取り入れることで、圧迫感のない家をデザインすることが可能です。
4. 意匠設計のトレンドとこれからの住まいづくり
最近の意匠設計のトレンドは、環境に配慮したデザインや、自然と調和するような設計が注目されています。例えば、エコ素材の活用や、風通しの良い設計、自然光を最大限に活かしたデザインなどが増えてきています。お客様も、デザイン性だけでなく、長く飽きのこない住まいを求める傾向が強くなってきています。
私たち設計者が今後意識すべきなのは、ただの「見た目」だけではなく、環境や未来を見据えた意匠設計です。新しい技術や素材がどんどん登場している今こそ、柔軟に対応し、常に進化し続けることが大切です。
関西大学工学部建築学科を卒業後、1999年11月15日に株式会社ワークス・ワンを設立。
その後、物流事業、不動産管理・運用、職業教育や知財に関する事業など、幅広く活動。