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[住宅性能表示制度]で良質な住宅である評価を!
[設計住宅性能評価書]を解説

2024.11.14

1.住宅性能表示制度ってどんなもの?

 良質な住宅を安心して取得できる市場形成のためにつくられた第三者機関による客観的な評価制度です。

 様々な住宅の性能をわかりやすく表示した[住宅性能評価書]を取得できます。
 下記2種類、それぞれ法律に基づくマークが表示されます。
 ①[設計住宅性能評価書]設計図書の段階の評価結果
 ②[建設住宅性能評価書]施工段階と完成段階の検査を経た評価結果

 耐震性、断熱性、省エネ性などは必須の評価項目であり、住宅の資産価値も維持されやすくなります。

2.設計住宅性能評価書を取得するメリット

 建設住宅性能評価書は取得せず、設計住宅性能評価書のみを取得した場合でもメリットがあります。
 ・民間金融機関による「住宅ローン」の金利引き下げ(フラット35S申請へ利用など)
 ・耐震等級に応じた「地震保険料」の割引
 ・「贈与税」の非課税枠の拡大
 ・「住宅瑕疵保険」の加入、「長期優良住宅」の手続き簡素化など

お客様が「良質な住宅」を選ぶ決め手にもなるため、営業面でのアピール材料にもなります。

3.設計住宅性能評価書の取得プロセスとポイント

・ステップ1:設計図書の作成(構造図書、外皮計算書、一次エネルギー消費量計算結果の提出が必須です)
・ステップ2:設計図書の評価(登録住宅性能評価機関への申請と審査対応)※地盤調査報告書必要です
・ステップ3:設計住宅性能評価書を取得と書類の保管

4.申請でよくある課題と解決策

設計住宅性能評価書取得の申請では、評価基準を満たす設計や図面作成が難しく、書類の準備に手間がかかります。
そんな時には、申請代行サービスや評価書取得のサポートを活用するのも一つの手です

5.設計住宅性能評価書の取得を効率的に進めるために

評価書取得を効率的にするには、最新の基準を把握し、各種計算や提出図書作成の精度を高めることが重要です。
ワークス・ワンでは申請代行サービスを提供しており、各基準に基づいた図書の整備や各種計算をサポート。申請の負担を軽減し、評価書取得を実現します。お気軽にご相談ください。

6.設計住宅性能評価書と建設住宅性能評価書、両方取得した住宅のメリット

[建設住宅性能評価書]を取得することで「意図した通りの住宅ができているか」が評価されます。
施工者とトラブルがあった場合、住宅紛争処理支援センターで格安で紛争処理を申請が可能です。

大賀信幸
当ブログの監修
一級建築士大賀信幸
株式会社ワークス・ワン 代表取締役。
関西大学工学部建築学科を卒業後、1999年11月15日に株式会社ワークス・ワンを設立。
その後、物流事業、不動産管理・運用、職業教育や知財に関する事業など、幅広く活動。
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